カジカ仔魚調査

活動報告

毎年、3月25日に西条市加茂川のメロディ橋付近で、カジカ中卵型仔魚の流下調査を行っています。
日没とともに流下する仔魚の数が増え、20時頃には減少してきます。仔魚は半透明で大きさは1cmほどです。孵化した仔魚はすぐに河口まで下り、夏前に遡上してきます。加茂川に瀬切れが起こるとカジカたちは元の場所へ帰れず、子孫を残すチャンスを失うことになってしまいます。

愛媛県でカジカ中卵型は、肱川などにも生息していたようですが、現在では加茂川と周囲の河川でのみ生息が確認されています。

西条の山間部の放置人工林問題は、加茂川の水量や西条の地下水の問題と繋がっています。山の木々を適正な状態に戻し、加茂川の水を守ることは、そこに生きる小さな魚たちをも守ることに繋がります。そして、地下水の利用者である私たちの暮らしを守ることにもなるのです。

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