2023年3月25日(土)、今年で3回目を迎えた加茂川カジカ仔魚調査。数日前からの雨での増水。日没の30分ほど前から調査を始めました。仔魚が下り始める瞬間を捉えたかったのですが、思いのほか早い時間から流下が始まり、「採集数0」を観察することができませんでした。総数は昨年より多く、仔魚が海へと下るのを確認することができました。
加茂川のカジカは、誕生してすぐに河口まで下り、夏前にはまた遡上してきます。加茂川に瀬切れが起こるとカジカたちは元の場所へ帰れず、子孫を残すチャンスを失うことになってしまいます。
西条の山間部の放置人工林問題は、加茂川の水量や西条の地下水の問題と繋がっています。山の木々を適正な状態に戻し、加茂川の水を守ることは、そこに生きる小さな魚たちをも守ることに繋がります。そして、地下水の利用者である私たちの暮らしを守ることにもなるのです。
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