愛媛の自然を守るための活動を行っています
放置人工林を自然の森へ
石鎚山系で放置人工林を伐採し,自然の森へ戻す活動を行っています。
戦後の拡大造林や離村に伴い、畑地に植林されたスギ、ヒノキが木材価格の下落、林業の衰退により、放置されています。成長したスギ、ヒノキは雨を受け止め、地上に降る雨を減らし、また、地中の水分を吸い上げ蒸発させるため、沢の水が減少しています。他にも、土砂災害を引き起こしたり、生物多様性の低下など、様々な問題を引き起こしています。
ヒロハヌマゼリの保全
愛媛県絶滅危惧種Ⅰ類のヒロハヌマゼリの保全活動を行っています。
圃場整備により、消失することになったヒロハヌマゼリを東予地方局農地整備課、氷見土地改良区、西条市役所の皆さんと一緒に近隣の水路に移植しました。2024年現在、無事に生育が確認されています。
新町川外来水草除去作業
湧水を起源とする新町川は、生活排水や工業排水で汚染されていましたが、西条市による整備で蘇りました。しかし、同時にオオカナダモ、コカナダモ、オランダガラシが侵入し、後にはオオカワヂシャも繁茂するようになりました。そこで、四国積水工業、西条市と協働で、外来水草の除去実験を始めました。年4回の除去作業を行い、1月、4月の作業により、水草の繁茂を抑えることができることが分かってきました。